テレホン法話をお聞きの皆様、今回は「千の風になって」という詩を紹介させていただきます。心静かにお聞き下さい。
「千の風になって」
私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません眠ってなんかいません
千の風に千の風になって
あの大きな空を吹きわたっています
秋には光になって畑にふりそそぐ
冬にはダイヤのようにきらめく雪になる
朝は鳥になってあなたを目覚めさせる
夜は星になつてあなたを見守る
私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません死んでなんかいません
千の風に千の風になって
あの大きな空を吹きわたっています
千の風に千の風になつて
あの大きな空を吹きわたっています
あの大きな空を吹きわたっています
どうでしたか?読み方がマズイのは堪忍して下さい。
どこかで聞いたことのあるような、じわっと温かくなるような、言いようもない広い世界に出あったような、誰かを思い出すような、誰かに伝えたくなるような。
この詩は、いつ・どこで・だれが書いたのか定かでない、まさに風のような英語の詩を、 新井満という作家が訳し、友人に贈られたも
のです。
この今のいのちには限りがありますが、それでおしまいというような薄っぺらないのちではありません。引き継ぎ引き継がれていく いのちです。そうお念仏を通して、私のいの
ちにであうのです。
合掌
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