ここでは、住職とその仲間のお寺で運営している「テレホン法話」を掲載しています。法話は一週間ごとに変わっていきます。

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『 浄土の荘厳 』

  本巣市 西光寺   橡川 常彰 師


 仏説阿弥陀経は、無問自説の教と言い慣わされております。
それ以外の経典は、お釈迦様が相手の質問に合わせて教えを説いておられることから対機説法(たいきせっぽう)と言います。
 それに対して、相手の問いに答えた訳ではなく、自らのお正覚を説かれたと言う事から、無間自説の経と言います。
 阿弥陀経には、極楽浄土の美しい荘厳が細かく説かれており様子を想像することが出来ます。そうするときれいな浄土を思いつつ慕う気持ちがわいてきます。
 美しいお浄十の世界を慕いながら美しい気持ちで日暮を送らせて頂くところに、お浄土を思うことの意味があり、苦労のありのままを乗り越える強い気持ちも育てられてまいります。
 生きる事の、ありのままの苦労を.乗り越えてゆく道を説かれた、仏教のお実りも味わえてまいります。


                             合掌