ここでは、住職とその仲間のお寺で運営している「テレホン法話」を掲載しています。法話は一週間ごとに変わっていきます。

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『 無財の七施 C 』

本巣市 西光寺   橡川 常彰 師

 眼施、和顔施、そして三つ目を、言辞施と言います。
言葉の施しの事であります。
私達は、毎日色々な言葉を話します。
言葉によって心を伝えて、コミュニケーションをします。
時には、人を勇気付けたり、時には、傷付いた心を癒したり、時には、喧嘩になる事もあり、便利な事もあるのですが、まったく厄介な事もあります。

そう言えば有名なサザンオールスターズの曲に愛の言霊と言うものがあります。
私には難しくてよく分からない歌なのですが、言霊と言う題名からおそらく、「言葉は心を込めて話しましょう。」と、言う意味だと思いました。
余談ですが、私には早すぎてほとんど歌えません。
言葉は聞く人の心を動かします、ですから優しい言葉で接していきなさい、それが大きな施しになると、教えてくれます。
ある本には、口に関わる悪を、妄語(うそをつく)綺語(きれいごと)悪口(人の悪口をいう)両舌(ふたまた使い)の、四つとしてあげていました。
相手を喜せたり、励ます事はいくらでもあるわけです。
罪作りではありますが、出来るだけ優しい気持ちで接していきなさいと教えてくれます。

                               合掌