ここでは、住職とその仲間のお寺で運営している「テレホン法話」を掲載しています。法話は一週間ごとに変わっていきます。

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TEL 0581−34−4242

 

『 お経様は仏様の言葉 』

本巣市 覚勝寺   鷲見 真人  師


 

 今日は、お経様についての大切なお話です。皆様は、お経様と聞いたら何が思い浮かびますか?お正信偈ですか?阿弥陀経様ですか?ほかにも様々なお経様がありますね。私たちにとって、大切なお経様につきましては、ご本山の本願寺出版から、現代語に訳していただいた本が用意されておりますから、ご感心ある方は、ご住職様にお尋ね下さい。正尊寺ご住職ご苦労のピンクの勤行聖典にも訳を載せて下さっておられます。訳されたものを拝読いたしますと、何が説かれているのかわけがわか らないとか、架空のお話だろうと思えるような内容があるかも知れません。
 今日お話したいのは、お経様をどういただくかということです。実はこのことがとても大切なことなのです。私たちは、何かを判断しようとするとき、たとえば、正しいか、正しくないか。同じか、違うか。本当か、うそか。善か、悪か。などと判断しようとする場合、自分の経験や知識によって判断していきます。判断 するのは自分がします。あくまでも自分が判断するのです。
 そんなこと、当たり前だとおっしゃるかもしれませんが、私たちは、自分が判断するのだ、というところにこそ、重要な間題があるのです。判断するとは、言い換えますと、裁くこととも言えましょう。
お経様は、御聖教(おしょうぎょう)・聖なる教え、ともお呼びしますが、仏様のお言葉であります。ですから、仏様に手を合わせる方にとって、このお言葉をどういただくかが一番大切なことなのです。お敬いする気持ちでいただくかどうか。お経様を、私の頭の上にいただくのかどうかということです。
 お経様は仏様のお言葉であるということを大切にしたいものです。
                               合掌