ここでは、住職とその仲間のお寺で運営している「テレホン法話」を掲載しています。法話は一週間ごとに変わっていきます。

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『 無財の七施 A 』

本巣市 西光寺  橡川 常彰 師

 

 仏教の教えに布施というものがあります。みかえりを期待しないで相手に施す事を言います。
その布施を具体的に七種類あげています。

一、眼施 げんせ (眼を施す)
二、和眼施 わげんせ (表情を施す)
三、言辞施 ごんじせ (言葉を施す)
四、身施 しんせ (身の施し)
五、心施 しんせ (心の施し)
六、床座施 しょうざせ (あたたかく席を譲る)
七、房舎施 ぼうしゃせ (建物を施す)

であります。

これから、ひとつ々、具体的に見て参りましょう。

まず一つ目の眼施(げんせ)とはマナザシヲホドコスと書きます。 周りの人達にやさしいまなざしをもって接しなさいと言う教えです。 昔から、眼は心の窓と言いますように、自分の心の中に怒りの気持ちや、相手を憎たらしいと思ったり、やっかみの気持ちがおこったりすると、そんな時には、必ず目尻が吊り上つたり、眼や表情に表れたりします。
そんなふうに人を見ずに、思いやりの眼差しを持って人と接っしてゆく事は、誰にでも出来る簡単な心掛けがあればいいのでしょうから早速実践してみましょう。
続きは次号でのご紹介と致します。


                               合掌