10月19日  第17回真宗講座開催  

第17回目の真宗講座が開催されました。数日前に太平洋上で台風23号が発生し沖縄から本土めがけて北上中、台風の影響で前日までの秋晴れからうって変わった雨模様、6月の嵐の真宗講座を思い起こしましたが、今回は雨だけですみやれやれでした。
2年前はじめて梯和上(かけはし わじょう)にきて頂いたとき本堂が一杯になり縁に椅子をあわてて出し、それ以来この真宗講座は満堂が当たり前になりました。
もう一度来て頂きたいと思っていましたが、念願叶い2度目のご出講となり、この3ヶ月ご門徒に声かけ怠らず、雨天にかかわらず大勢の参加のもと素晴らしいご縁を結ぶことができました。

雨の降りしきるなか定刻の1時間半前位から傘をさし、一人二人と山門をくぐり集まってこられます。

常設の傘立てがあっという間に一杯になり、あわててポリバケツをいくつも出し簡易の傘立て代わりにしてもらいました。

正尊寺真宗講座は出席カードにハンコを貯めるのも貯めるのも楽しみのひとつ。受付はおお忙しになります。

 

今回は7月の中川北組研修会に出席した方に渡した「参加証明証」を出すとハンコ一つサービス、皆さん忘れずに持ってこられます。

昼の部は200名を超えるお同行で下陣はほぼ一杯、残念ながら雨の為目標の超満堂には少し足りませんでした。

ちょっと寒いかなと心配していた縁側に準備した腰掛けも全て埋まりました。

仏事作法のプレゼンテーションでは今が旬、「お取越(おとりこし)」の意味とお仏壇のお飾りについておこないました。

お取越でのお供え物やおロウソクなど、お華束が宙を飛び積まれたり、パソコンならではの趣向を凝ら笑ってもらえました。

ご講師は、梯実圓(かけはしじつえん)和上、今回で2度目の真宗講座ご出講です。
前回2年前はブラジル御巡教の直後、疲れておられたんだなぁ、と解るほど今回はお元気なお姿でお話し頂きました。

今回のテーマは「聖徳太子と親鸞聖人」、仏さまの教えを人生の中心に据えられたお二人の生き様の中に、今を生きるこの私たちも、同じように救われていく道が示されていると聞かせて頂きました。
下記、西蔵坊日記10月20日にそのことを載せてもらっれます。
http://pochi21.exblog.jp/

昔、日曜学校に来ていた子が小さな子を連れ、お在所のおばあちゃんと一緒に来てくれていました。
お母さん膝で寝ているこんな小さな子どもにも、和上が語られる仏さまのお慈悲はしみ込んでいくのです。

この雨の中、「後生の一大事」真剣にお聴聞をされるお同行が本堂にいっぱい集う、住職としてお寺に住まわせてもらう責務の一つを果たさせてもらっているかなと感じる時です。

お昼の部で30回BasicStage(基礎課程)を終了され認定証と黄籐章を授与された方々。3年間の積み重ね、皆さんいい顔しておられます。

夜の部30回BasicStage修了者。右側は総代さんで、今年中は無理だと思っていたのに、7月のおまけポイントで頂けたと、大層喜んでおられました。

お昼の部で10回EntranceStage(入門課程)を終了され認定証と白籐章を授与された方々。

夜の部10回EntranceStage修了者。左から3番目は本巣町最後の町長さん、今年2月から市政が敷かれ引退し、それからは欠かさず参加してくださいました。

夕食は先生を囲み近隣の若いご院さん方と一緒に頂きました。食事中も先生のありがたいお話に、しばしお箸が止まる事しきりでした。
飲み物は、ノンアルコールビールです。

夜の部は参加者の数が少し減りますが、仕事が終わってから来てくださる若い方々が増えます。夜のとばりのなか、和上の一言一言がジーンと心にしみ入ってきます。

次回は平成17年4月20日です是非お参り下さい。