7月9日  第33回納骨団参  

第33回を迎える正尊寺納骨団参、梅雨の最中お天気を心配していましたが、熱帯夜から夜明けと共に真夏日、皆さん口々に「暑いですなぁ」と声を掛け合い朝早くから集まってこられました。
今回の団参は41体の納骨、バスで一緒にかれる方は88名、2大のバスに乗りきれず10名の方が自家用車でバスの後を付いてこられました。合計98名の大所帯での団参となりました。このところの異常気象で京都の気温は35度を超え大変蒸し暑くなっていましたが、雨が降るよりはよいと皆さんに言い聞かせつつがなく終える事ができました。

 

朝7時すぎ市役所前の道路にバス2台が到着し、それぞれの号車に分かれ乗車し、定刻7時半ちょうどに出発できました。

午前10半、西本願寺に到着クーラーにきいたバスから降りると一瞬に汗が噴き出しました。すでに気温は35度位になっていました。

大谷本廟についたら明著堂(親鸞聖人の廟所)にまずお参りします。大谷納骨はこの親鸞聖人の近くに分骨したいという願いから始まりました。

 

大谷本廟の境内には今は盛りと美しい蓮の花か咲き誇っていました。その横を通り無量寿堂に向かいます。

7月4日正尊寺本堂で最後のお勤めの時預かった全ての遺骨をご門徒の方が大事にお供して下さいました。

 

無量寿堂の礼拝堂にまず入ります。中はクーラーもきいていて、皆腰掛けに据わり噴き出した汗をぬぐっておられました。

全員が礼拝堂に入り、住職も正装に着替え納骨について最後の説明が行われます。

 

御遺骨を阿弥陀如来の前に安置し住職の勤行の中でのお焼香、皆さん万感に浸っておられるようでした。

預かっていたお骨箱を、ひとりひとり法名を呼び親族の方にお返しします。

 

礼拝堂から納骨所への移動、正尊寺の納骨所は第一無量寿堂の10階、丸石で飾られた塔の最上階です。

いよいよ納骨、手に手にお骨箱を持ち、順序よく名前を呼ばれるまで並んで待って下さいました。最上階の10階は熱気がたまり大変暑いのです。

 

納骨所の引き出しに順番に御遺骨を納めていきます。今回は1254番から1295番まで中央の4段目と5段目に納められました。

納骨が済むと住職の勤行のなか、納骨所での最後のお焼香をします。
95名のお焼香結構時間がかかり住職は汗だくです。

 

納骨の後、今回は比叡山延暦寺を訪れました。標高900m近くあり京都の異常な蒸し暑さから解放され、心地よい暑さの中でのお参りでした。