平成16年 正尊寺涅槃会アルバム

2月15日はお釈迦様が亡くなられた日です。昨年から正尊寺もこの日に涅槃図(ねはんず)をかけ法要を行います。
今年は時々時雨れるあいにくの天気でしたが 、思ったより多くのお参りの中お勤めをしました。
今回の法要では、御代前に勝如上人の御影を初めて掛けての法要も一緒に行いました。

御代前に掛けられた真新しい勝如上人の御影。

 

今回は「御紐解法要」も一緒に勤められ、参詣者全員で『仏説阿弥陀経』をお勤めしました。

お勤めの後は住職が大型スクリ−ンに『涅槃図』を写し絵解きの法話をしました。

プレゼンテーションソフトを駆使し、涅槃図に描かれている部分を強調や拡大をしてお話をしました。

50名以上の参詣者があり、昨年から思うとだいぶこの法要も浸透したかなと嬉しくなりました。
来年はもっと来てもらうよう努力しよう!

 

これは、昨年初めて行った時の風景です。広い本堂に10名ほどの参詣者でした。

余間の涅槃図の前にはお位牌や古い経本、打敷などの「焚焼:ぼんじょう(お炊き上げ)」の集められました。

 

法話の後、年回通知状を最初に焚焼の品が境内の特設会場に運ばれていきます。

参詣者も本堂から出て、特設会場の回りに集まり自ら持ち寄った物がどうなるか心配そうに見ていました。

 

参詣者が見守る中、特設会場の焼却炉に運ばれた品々が入れられていきます。

法要の時に灯していた阿弥陀様の前のお灯明の火を手燭に移し特設会場に運ばれて行きます。

 

住職の手でお灯明の火を焚焼の炉に遷し、お炊き上げが始まりました。

炉に火が入り、「一同、合掌礼拝」、今年はたくさんの品々が集まり夕刻まで焚き続けました。

 

法要の間に、本堂の縁を磨いて下さったブルーアイランド有限会社に感謝状の授与式も行いました。

1月の寒さの一番厳しい時に1ヶ月以上かけ、縁の汚れをサンダーで削り落としワックスがけをしてもらいました。

 

13年前に張り替えた当時を思いおこさせるような綺麗な欅の木目が蘇りました。