平成17年2月21日  仏教婦人会追弔会 

毎年2月には仏教婦人会物故者追弔法要が一日勤まります。今年も前日から役員さんが集まり準備し、70名程の会員が集まりお勤めされました。
今年は会員からの要望もあり、ご法話を聞くだけでなくお念珠作りの実践を経験してもらいました。
特にこの度の実践では、二重になった腕輪念珠、しかも本物の星月菩提樹の実とメノウをつかったとてもオシャレで上等なものができ、皆さん大変満足した実践研修となりました。

 

 
 

午前はお勤めのあと、追弔会についてのご法話を一席して頂き、後席は念珠についてのなり立ちなどの蘊蓄の話を聞かせていただきました。

 

段ボール箱から次から次へといろいろな実で作ったお念珠を取り出しながらの説明、皆さん目が点になっていました。

 
 

役員さん方によって下ごしらえされたお斎は庫裏でいただきました。

 

女性ばかりのお斎とても賑やかで皆さんの顔もほころびます。

 
 

午後からは追弔会の本番、会旗の入堂から法要が始まります。旗手は小川会長さんです。

 

役員による献灯献花献香、一糸乱れず『法の深山』のBGMに合わせて行われました。

 
 

『しんじんのうた』を全員で声高らかにお勤めします。子どもさんを膝に載せた若いお母さんもみえました。

 

亡くなられた会員の法名軸に、今年度新たに5名の方が書き入れられ、その親族の方によるお焼香。

 
 

いよいよお念珠作りの実践、小野先生が作り方を説明されますが、ほとんどの会員さんはのようでした。

 

事前の申込みは30名弱だったのに、話を聞きやっぱり作ろうと思われたのか50名程になり5つのブースに分かれ、大変でした。

 
 

作業トレーの代わりに茶托を使い、念珠の材料が配られました。これまた皆さん
どうするのといったリアクション。

 

「とりあえず糸に玉をとおしてください」の指示、皆さん集中、一瞬の沈黙でした。

 
 

子玉は簡単に通せますが親玉はそうは行きません。「ご院さんとおらん」私も老眼鏡をかけ必死に手伝いました。ちょっと肩こりです。

 

小野先生はあちこちから「先生ぇ〜できん!」のコールで息隙なし、ほんとうにご苦労さまでした。

 
 

修理だけをするブースも作ったので、切れた念珠を一生懸命再生して、上等な糸を使い元のお念珠より良くなったと大喜びの方々もいました。

 

星月菩提樹の実で市販されることのの無いオシャレな二重腕輪念珠と普通のお念珠をなんとか全員作ることが出来ました。