平成17年7月9日〜10日
正尊寺仏教壮年会研修旅行in播州 

今年は仏教壮年会の研修旅行、播州姫路亀山の本徳寺をメインに一泊二日で行われました。会員20名小型バスに乗っての楽しく有意義な旅行ができました。
しかも、2日間とも願寿寺の前住職(坊守のお父様)がずっと同乗し道案内をしてくださり、住職はバス中でうたた寝までしてしまう余裕ができ、たすかりました。

 

 
 

朝7時空を眺めながら「よかった・よかった」と集まってくる会員。
今回はまだ新しい良い感じのバス、運転士の野田さんは気を使ってもらったようです。

 

11時最初の目的地、正尊寺坊守の実家、山崎町の願寿寺到着。
残念ながら、傘をさしてバスを降りました。

 
 

本堂には椅子が整然と並べられ、総代さん願寿寺仏壮の会長さんをはじめ仏婦の方々までお出迎え、皆恐縮してしまいました。

 

お勤めをし願寿寺のいわれを聞いたあと、お座敷に案内されると、昼食の準備が整っており、またまた皆さん恐縮のしずめでした。

 
 

午後からは一番の目的地、姫路市亀山本徳寺への参拝です。本堂では住職さまからプロジェクターを使い本徳寺の歴史を学びました。

 

本徳寺には蓮如堂があり、むかし西国の門徒が本山参りの途中この辺りで路銀が尽きたため、蓮如上人にここまで出張って来てもらう感じで建てられた、成るほど、納得でした。

 
 

広大な境内、しかも大変行き届いています。どうして管理してみえるのだろう?

亀山本徳寺ホームページ

 

大きな対面所の天井画は最近修復されました。上段の間まで上げていただき、会員からは綺麗な絵ばかりで、喚声が湧いていました。

 
 

薄墨桜の大壁画で飾られたお座敷には私たち一行のために、エアコンで部屋を冷やし、お茶の準備までしていただいていました。
一同、またまた恐縮・・・・

 

お茶をいただいていると、杖をつきわざわざ前住職様がご挨拶に、そのお姿とお話の端々から、本徳寺が威容を誇るお寺として現在もある理由の一端をかいま見たことです。

 
 

宿泊は姫路の北にある塩田温泉『ホテル夢の井』、宴会では充分に食べて呑み盛り上がり、最後は一本締め。

 

願寿寺から住職(坊守の兄)と子供さんが宴会場を訪ねて来てくれました。

 
 

2日目の午前中は姫路城、雨も無く持って歩いた傘は開かずで済みました。

 

世界遺産に登録された城郭はさすがに広い、入り口で天守閣まで行って帰るのに何分か尋ねると、90分とのこと、皆さん汗だくでした。

 
 

昼食は灘菊酒造の酒蔵を改造したレストラン、到着すると工場の中の日本酒製造工程を説明してもらえました。

 

大きな酒蔵をうまく改造し、オシャレでとっても良い感じのレストラン。

 
 

お膳に並んだご馳走「秀吉の大返し膳」ホントにこれが1500円かと疑いました。しかも、食前酒にサービス酒、仏壮会員にはたまりません。
灘菊酒造のホームページ

 

真ん中の方がこの造り酒屋の女将さん、山崎町の出身でとてもサービスをしてもらえました。皆たくさん珍しいお酒をお土産にと抱えていきました。

 
 

午後は姫路のとなり加古川市野田にある教信寺への参拝。阪神大震災で相当被害を受けたそうですが、綺麗に諸堂宇修復されていました。

 

アポも取らず行ったので一瞬焦りましたが、本堂も教信堂も開け教信沙弥と播州の人々の関わり丁寧に謂われを聞かせてもらいました。

 
 

貞観八年(866)8月15日86才で往生された教信沙弥のお墓。
「骸は鳥獣に施せ」と遺言され、その通りにしたが首から上は如何なる動物も傷つけることがなかったと伝えられている。

 

このご住職、20qくらい離れたインターまで私たちのバスを先導し、最後は先回りをして料金所でご子息とともに手を振って見送って下さいました。一同感激!!

 
 

バスの荷物室からは次々にお土産の袋が出されます。それぞれちゃんと名前をマジックで書いているところが旅慣れています。

 

夜8時、本堂まで上がるのも大変なので、駐車場で合掌し恩徳讃を歌い解散、お疲れ様でした。