平成17年8月13日
正尊寺盆おどり大会

長期予報では雨模様の13日、天気を心配していましたが猛暑の1日絶好の盆踊り日和となりました。今年は13日が第2土曜日となり根尾川の花火大会と重なりそちらに人を取られ淋しい盆踊りになるのではと皆思っていましたが、25年続く正尊寺盆おどり伝統には力があります。
西の空も真っ暗になった頃には続々と浴衣を着た子どもの手を引いたり、ベビーカーを押した家族連れが集まって、太鼓堂から流れる音楽に合わせ大勢の人々が盆おどりを楽しみました。
この正尊寺盆おどり大会企画運営のために働いてくださった、正尊寺仏教壮年会の皆様、協賛で踊りの先頭に立ってくださった仏教婦人会の皆様、ご苦労様でした。

 

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西の空はまだ明るい午後7時、開会時間になりましたが会場の駐車場は閑散としています。
やはり、花火の影響か?定刻に開会するか思案のしどころでした。

 

一番にやって来たのは、いつも日曜学校にきている地元の子たち、浴衣に正尊寺うちわを刺し、試作のカキ氷を食べつつ闘志満々で待機。

まばらな人寄りでしたが時間は刻々と過ぎていく、陽もどっぷり暮れそのうちもう少し来てくれるだろうと、15分程遅らせ仏教壮年会の福田会長が挨拶し開会。

本部席には7月後半から少し体調不良だった前住もちゃんと座っていました。
なにを隠そう、老院は盆踊りが好きなのです。

音楽がなり始めると家族連れがボチボチと本堂にお参りし、駐車場へと集まってきました。

暗闇を照らす提灯の参道を通り、本堂の縁で一服する家族連れの姿、盆踊りならではの光景です。

おみがきの時練習をした仏教婦人会の皆さん、浴衣を着ていの一番に踊りの輪を作るために踊り始めます。

ヤグラの上でお手本の踊りを披露するのは高井副会長「1年一回しか踊らんが、体が憶えとる」と汗だくで踊ってもらえました。

駐輪場の無料模擬店ではカキ氷と綿菓子の機械が回り放しです。

テキ屋さん顔負けの手際で綿菓子を作る会員の皆さん。 子ども達も大喜び200膳、400本の綿菓子が出ました。

猛暑で氷やさん忙しかったらしく、カットのしかたが悪く、悪戦苦闘のカキ氷。その分丁寧にふわふわふわのカキ氷、400個準備のカップすべて出払いました。

門前では大人用の麦ジュースをタライで冷やし大盤振る舞い。最初から最後まで根っこを生やし呑んでいる人もあります。正尊寺盆踊り、これもまた一興。

午後7時半になると、遠雷のようにドンドンという音と共に、根尾川花火がうち上がりだしました。その頃にはこちらもドンドンと人が集まりだしました。

開会から1時間半もするとヤグラの上も下も踊り手で一杯にり、『本願寺(おやま)音頭』もみな踊れるようになっていきます。今宵一夜の盆踊り・・・良い感じです。

踊りの合間にはジュースも振る舞われます。目蓮(もくれん)尊者の供養のまねごと、全てお寺や教化団体が賄います。

盆踊りフィナーレの大ビンゴ大会の景品。今年は根尾川花火とバッティング、景品の数を350点に縮小しグレードを上げました。

景品の品定めをする子ども達。パーソナル冷蔵庫から電飾ヨーヨーまで多彩、今年は必ず一番になるぞと、気合いは感じられるけど・・・さぁどうなることか?

午後9時、350枚のカードを持った踊り子さん達、待ちに待ったビンゴタイム。ビンゴマシーンを回すのは仏教婦人会の役員さんです。

盛り上げ役は住職、ちょいとビールも入り絶好調。じらしたり煽ったり、笑いとブーイング、熱気溢れる40分間のパフォーマンスです。

「早く次ぎへ行って〜ぇ」
ビンゴカードとマスターボードを見比べてあちこちから、叫び声があがる、上から眺めると楽しいものです。

子どもだけでなく、けっこう大人の方も真剣です。数百人単位で楽しめるビンゴ大会これを目的に盆踊りこられる方も年々増えてきました。

圧倒的に速くリーチのかかったお父さん、ヤグラの真下まで来てビンゴを待ちかまえましたが・・・残念! なかなか ビンゴになりませんでした。 来年に期待しましょう。

午後10時、本堂に向かい恩徳讃を斉唱し、楽しかった盆踊りも閉幕。
その後、壮年会の方々によって一気にかたづけられます。

大勢の力です、1時間ほどで全てが片付けられます。
正尊寺仏教壮年会、会員数は少ないですがその力はスゴイものがあります。

片付け終わって本堂で円座になってビールを傾けながら今日の反省。野外行事は天気が勝負、みなホッとしながらの歓談です。

今年の氷カキ慎重丁寧でふわふわ、氷がいくつも残りました。この氷で水割りにしようと、袋に入れてお持ち帰りで解散、ちょうど午前0時となりました。