平成17年8月8日〜9日 
第12回 正尊寺お泊まり日曜学校

今年のお泊まり日曜学校への参加申込は例年より少なく心配していましたが、寸前に中3の子ども達の申込があり、かろうじて40枚の布団うまりました。 
子ど
も 27名、中学生13名一泊二日本堂に子どもの歓声が響き渡っていました。中学生は塾や部活で出たり入ったり、けれど朝のお勤めだけはちゃんとしていきました。
雨も降らずしかも風があり過ごしやすい本堂、OBのマイちゃんは二日ひったりと手伝ってくれ、しかも子どもの数が少なくのんびり楽なお泊まり会でした。

スタッフや台所のお手伝いの皆様ご苦労様でした。

 

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始まる前の班づくり、、東京から里帰りの子や各務原から来た子もあり、班長や班名に難航。

 

女子の班には、駆けつけてくれた日校OBのマイちゃんが班付きスタッフのようにまとめてくれます。

おやつはかき氷、暑い日のサマースクールはこれが一番。何杯もお代わりをして舌の色が変わっていました。
ブルーハワイとシークァーサー味が人気。

 

子どもは高い所に昇りたがります、氷をもらうとダッシュで鐘つき堂へ、食べてしまうとまた走ってお代わりを境内を走り回っている感じです。

台所では数名のお母さん方に手伝ってもらいカレーや巻巻パンの種づくり。
お手伝いありがとうございました。

 

真竹の棒にまずお手本を作って見せます。 わかったわかった簡単や・・・・
今回は最初にお手本でレクチャーしたので皆うまくできました。

タイマツのように種を巻き付ける子どもたち。粘土遊びをするかのようにとても楽しそうです。

 

「遠火でじっくりと焼きなさ〜ぃ」といくら言ってもとなりの子の棒の下へ下へと火に近づける。黒こげでションボリのこも今した。

 

正尊寺日校流、巻巻ドックの完成。
巻巻棒とフランクのの太さが肝要。空きっ腹にはこたえられないおいしさ。

 

今年の飯盒炊さん、本堂スロープの大工さんから上等な切れ端をもらい焚き火、最初から火の勢いが良すぎご飯の出来具合ちょっと心配。

 

案の定、お焦げとおかゆ混在となった飯盒炊飯、それでも自分たちで作ったご飯、「喰える!」と言ってカレー皿に大盛り。

 

お泊まり会定番、大鍋でのカレー、タマネギ30個はゆうに入った本格甘口カレーいっぱい食べました。

 

お風呂は和風料理『乙姫』のマイクロバスを借り北方のスーパー銭湯へ。事前のレクチャーよく守り、今年は他のお客さんから注意されることはありませんでした。

 

風呂上がりのジュース。住職はホールで待機し、あがってくる子へ120円ジュース代をわたします。
「ごえんさん、あと10円ちょうだい」アイスは130円、時間短縮のためアイスクリームは却下です。

 
 

風呂から上がり、本堂で映画。この2時間ばかりは一息つけます。住職はその間に臨終勤行のお参りに行ってきました。待ったなしの住職の辛い所です。

 

就寝勤行はキャンドルサービス。真っ暗な本堂にロウソクの明かりで参加者の顔が浮かび上がります。
ロウソクの光と熱、アナログな世界が良い感じを作り出すのです。

 
 

就寝準備。全員で布団を敷きシーツを掛ける。下陣があっという間に大きな布団リングのようになります。
本堂で寝る準備が急ピッチで進められます。

 

夏用のとても良い気持ちの薄布団、運んでくるのは安八の松村布団店。
いつも可愛らしい女性といっしょです。「来年には娘と会社を辞める婿さんに店を譲るので、宜しく」とのこと、謎が解けました。

 
 

子供たちが歯磨きのあいだに蚊帳8面ダッシュで吊ります。中学生軍団も3年生になりよく働いてくれました。おかげでこのシーン写真が撮れました。

 

それぞれの蚊帳が陣地、仲良くなった子供たち蚊帳中がお部屋です。またここでカードを出して遊びます。

 
 

消灯時間がすんでもなかなか寝ません、本堂と蚊帳、異空間でのでの興奮でしょう。今回もこちらが参るほど夜更かしでした。

 

朝日が差し明るくなった本堂、蚊帳の中を転がり回って寝ていたようです。起こすのがかわいそうかな、と思ったほどでした。

 
 

ラジオ体操。ほとんど徹夜で過ごした中学生軍団ですが、前に出て体操のリーダとして頑張ります。来年は高校生、スタッフとして頑張ってくれると有り難い。

 

お朝事、正信偈のお勤め。阿弥陀様の本堂で寝て、朝ご挨拶のお正信偈をお勤めする。これが目的です。このためにいろいろ趣向を凝らすのがお寺のサマースクールです。

 
 

朝ご飯。ご飯・みそ汁・梅干し・ふりかけ。超シンプル、しかしお代わり続出、空腹が何よりのご馳走。

 

中学生気怠そうにしながらも食欲旺盛、一瞬のお釜のご飯を心配しました。中学生はその後、部活や塾へと散らばっていきました。

 
 

参加記念のキーホルダー作り。
初めて参加の子は、トースターの中で小さく縮むプラバンに見入っていました。

 

室内オリンピック。順位が後の流しそうめんのポジションに影響します。
余計に力の入る子ども達、トイレットペーパーのゲームで大どんでん返し男子チームはションボリでした。

 
 

お昼は流しそうめん。「そうめん嫌い」と言ってた子でが、意外にしっかり食べる、食は雰囲気、暑い夏木陰で流しそうめん最高です。

 

室内オリンピックで最下位の男子チーム、一番下流です。その分最後までソウメンをすくっていました。

 
 

お別れ前の集合写真、「にっこり笑って・・・」と言っても、2日間遊びすぎお疲れモードのようです。

 

1人2人とお迎えの保護者といっしょに三門を後にします。
「寝不足ですから、ゆっくり休ませてあげてください」
と別れの挨拶境内からだんだん子どもの声のが消えていきます。