9月23日〜25日
秋彼岸永代経

暑さ寒さも彼岸までといわれますが、今年は残暑厳しくお彼岸中も本堂全開で扇風機が活躍していました。
今年はちょうど3連休に当たり、いつも以上のお参りを期待しましたが、運動会や選挙の加減か、いま一つ出足は悪かったのが残念。かえって休日は世間のしがらみの用事が多く、ゆっくり本堂に坐ってお参りすることが難しくなっている、皮肉なものです。

明治29年から続く法名軸を掛けての永代経法要、無事お勤めすることが出来ました。

 

 
 

正尊寺の永代経法名軸も第12号になりました、真新しい掛け軸に裏書きをしました。

 

南余間に4幅ずつ重ねて掛けられた法名軸。毎年春秋のお彼岸には卓を置き荘厳されます。

 
 

お彼岸とは思えない真夏のような日差し、天候には恵まれた3日間でした。

 

スロープの上には新しく下駄箱を置きました。スロープを使われる人がこんなに多いとは意外でした。

 
 

法話は福井県勝山市の袋田先生、独特の福井弁で元気よく歯切れの良い法話でした。

 

真剣にご法話を聞く方々、空席が目立つことはチョット残念。

 
 

24日は出してある腰掛けがほぼ埋まりました、3日間でこの日だが賑やかな法要でした。

 

腰掛けの前に敷いてある座布団に坐る人無し、いっそ全部腰掛けにしようか悩み所です。

 
 

お勤めの間、庫裏の座敷はお斎の配膳に大わらわです。特に今回は人数が多くお膳の並べ方に苦労しました。

 

昔ながらの輪島塗本膳に全て手作りの精進料理、質素ながら味は皆さん唸られます。

 
 

開闢(かいびゃく)法要はとても賑やかでした。土曜日でもあり子供さんもいっしょにお参りです。

 

お勤めの前に遺族による法名の確認、25名分の確認チョット時間がかかります。

 
 

お説教が済み、一般の参詣者は庫裏でお斎、その間に開闢対象の方々の法要が勤まります。

 

お勤めのなか、余間の法名軸前に置かれた焼香台でお焼香をしてもらいます。

 
 

開闢法要のお斎に付かれた方々へ住職よりお礼の挨拶、極力短く要点だけ気を使います。

 

今回は38名の方がお斎に付かれました、30畳のお座敷ではグツグツ、申し訳ないことでした。

 
 

現住職50才・前住職87才・新発意15才、親子三代3日間とも内陣に座りお勤めできました。

 

開闢から一般の方のお斎まで一手に引き受け拵えてくださる近隣のご門徒方、今年は2人新しく参戦してくださいました。