平成20年1月
正尊寺御正忌報恩講 

 

平成20年度の報恩講もたくさんのお参りの中お勤めされました。
この報恩講を行うために正月明けから多くのご門徒によって準備され、13日からはお取り持ちの方々が入られ準備、14・15・16日と穏やかなお天気のなか報恩講が勤まりました。

 

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 1月6日は大掃除。庫裏のお斎場から書院本堂境内と綺麗にお掃除をしてくださいました。

 

岐阜市西秋沢のご門徒の皆様毎年大掃除のご奉仕、 ありがとうございます。

 
 

1月11日のおみがきには仏教婦人会から40名程の会員さんが集まり、真鍮の仏具をピカピカに磨き上げてもらえました。

 

ピカールをつけ念入りに磨きながらもそこは女性、楽しそうに話をしながら和気あいあいとした雰囲気でした。

 
 

おみがきと並行して、庫裏ではお華束づくりが始まっています。地元の手慣れた方々でどんどんお華束のタネが作られてます。

 

おみがきの終わった仏婦会員が庫裏に集まり、お華束作りに参戦です。

 
 

8000個ほどのお華束玉が出来上がりました。皆さんおつかれさまでした。

 

12日はお華束盛り、地元のの達人がが集まって金串に刺し、組み上げていきます、根気の仕事です。

 
 

今年は名古屋からお華束盛りの見学者がありました。ホームページを見ての訪問、いろいろなご縁があるものです。

 

14本のお華束、報恩講の手間のお供えお華束がが無事完成した。 ご奉仕の皆様ありがとうございました。

 
 

1月13日報恩講準備。 準備にかかる前に本堂で準備マニュアルをプロジェクターで大写しにして、それぞれ持ち場について準備開始。

 

天候にも恵まれ、日曜日ということもあり男性のお取り持ちが多く、幕張など外回りの準備は快調でした。

 
 

外回りが片ずくと庫裏でお斎の器や会場設営、男性陣よく働いてもらえました。

 

お取り持ちの個性が出る、お華束の彩色。大勢でああやこうや言いながら、素晴らしいお供え物になっていきます。

 
 

腹がへっては・・・・・途中で昼食もとりながら、報恩講の準備が進められていきました。

 

厨房ではお斎食材の下ごしらえ。正尊寺名物『かぶら煎り』も大ハソリで煮られていきます。

 
 

3日間で1000個の丸アゲが準備されます、準備日は450個の揚げを炊き込みます。

 

今年は仕出し店をしておられた方が指揮官。1個1個丁寧に水洗いと水絞り、ふわふわの丸アゲになりました。

 
 

お花は大野花店さんが担当。芯になる松にはマツカサがボンドで引っ付けられている。心配りに感謝。

 

あらかたの準備が終わり、お取り持ちの総指揮官である青木本部委員から明日本番の役ふりを指示、皆さん真剣に聞いておられた。

 
 

夕刻、綺麗に彩色されたお華束を本堂に運び定位置にお供えし完成。

 

手間をお供えする。正尊寺の報恩講はその伝統をかたくなに守っています。

 
 

14日いよいよ報恩講本番、前日の指示とお降りお取り持ちがそれぞれ持ち場について参拝者を待ちます。

 

14日は成人の日で祝日、日曜学校の子どもたちも朝から集まってきて、正信偈をみんなでお勤めしました。

 
 

朝座が終わったら子どもたちは、一般より先にお斎の席に着きました。

 

お昼時になるとお斎場は超満員、正尊寺は行列のできるお斎です。

 
 

お斎場の混雑を避け、しばし境内の焚き火で歓談する人たち。たき火はイイものです。

 

14日逮夜法要(たいや:午後のお勤め)は八木の西光寺さんが導師でお勤めしました。

 
 

法話は浅木蓮教寺の高田篤敬師。高座説教の型どおり前席は大5条、後席は小五条とお袈裟を使い分け、丁寧に報恩講のお取り次ぎをしていただきました。

 

本堂の様子はライブカメラと放送器機を使い全館に放映されています。今年からUHF帯に乗せる事に成功家中のテレビで放映。

 
 

庫裏では手の空いたお取り持ちの人たちが、モニターの前に座りお聴聞。

 

昨年新築した書院給湯室でも、仏婦お接待遇係の人がお聴聞。

 
 

15日のお昼休みには『親鸞聖人物語』のDVDを放映しました。かとうかずおさんのかわいい人形で親鸞様のご一代が描かれています。

 

15日お逮夜法要は教化団体が主役。仏教婦人会もガウンを着てスタンバイ。

 
 

お勤めが始まる前に、仏教婦人会による献灯献花、阿弥陀様へのお荘厳に色を添えます。

 

15日は満堂になり、本部委員や加談会は余間での参拝になります。老院も余間出仕、今年も何とか3日間ともご縁に会えました。

 
 

お勤めのあとは各団体の代表焼香。平日で日曜学校がいないのは少しさびしかった。

 

落ち着いた高座説教、満堂の参詣者は真剣にお聴聞しています。

 
 

16日の御満座には楽人が参集してもらえます。今年は7名が演奏の前にお斎について臨戦態勢。

 

古式ゆかしい狩衣烏帽子姿で雅楽の演奏。素晴らしい法要のお荘厳になってもらえました。

 
 

御満座法要は『浄土法事讃作法』という立ったりしゃがんだり円陣を組んだり、書院では法中方がリハーサルをして息を合わせます。

 

住職は七条袈裟で礼装、勤式先生の鷲見さんが本式の着付け。そのテクニックに見とれる院代さん達。

 
 

雅楽の鉦鼓の音色に合わせ無言行道、ピッタリ法中の息が合いお浄土の荘厳を披露。

 

お勤めの総仕上げに読まれる『御俗姓』親鸞聖人の生い立ちと、報恩講の意義を読み聞かせます。

 
 

13日14日のお取り持ち、明音寺・上西郷のご門徒の皆様、ありがとうございました。

 

15日16日のお取り持ち、阿弥陀寺・北寺内・中西郷・小野中村・神屋のご門徒の皆様、ありがとうございました