平成21年  2月15日  涅槃会 

今年で7回目の『涅槃会(ねはんえ)』暖かなひとなり、本堂でお勤めと絵解きを行い、境内でお焚焼式を行いました。
毎年、2月15日は涅槃会をお勤めします、予定表に書き込みぜひお参り下さい。

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昨年の反省から今年は焚焼(ぼんじょう)の火炉も一降り大きい物を新調し、境内に特設のお炊きあげ会場が出来ました。

 

昨年から葬儀のお位牌をこの涅槃会で炊きあげることを勧めだしました。これもご縁に遇ってもらうための仕掛け、おかげで50名余りのお参りがありました。

 
 

お勤めは『阿弥陀経』お同行も一緒に勤めます。その間にも紙袋を下げた方が入ってこられます。今年は日曜日で新発意もお勤めに加わり賑やかでした。

 

お勤めの後は、スクリーンにパワーポイントで涅槃図のパーツを映し出し絵解き法話。きょうは涅槃会のあとも法事があり時間厳守、お話しの時間が足りなくなりました。

 
 

お勤めが終わる頃には余間はお位牌だけでなく焚焼の品が山のように集まってきています。なかには20年病床で書かれた写経が段ボール数個分ありました。

 

法要のあとお茶を飲んで休憩中に境内へ運んでいきます。天気は良かったけれど、けっこう風が強くなってお位牌や紙が吹き飛んで大変でした。

 
 

準備が出来たら本堂の阿弥陀様の前から分燈し特設会場のおロウソクに点燭し、敬礼文(きょうらいもん)・三帰依(さんきえ)をお勤めします。

 

お勤めが終わると、点燭した火をお位牌や年回札を入れた窯にうつし炊き上げられます。

 
 

お釜に火が回った頃、参詣者は三々五々の解散。涅槃図を見て空しく過ぎない死を考え、親族のお位牌を炊きあげ安心の表情で帰って行かれます。

 

火炉が大きくなり風もあったので慌てて幕をはずしました。皆さんが帰ってから古い火炉も出し2基ですべてが灰になるまで5時間ほどかかりました。