初 参 式(しょさんしき)

赤ちゃんのお寺への初まいりです

近頃は我が子を、我が所有物と勘違いしている親が見受けられるように思います。浄土真宗では我が子を授かるとは、仏さまの子を育てさせてもらうのだと味わいます。
おうちに新しい命が誕生したら、必ず親子共々で初参式を受けましょう。

お寺に来られ、本堂に上がったらまず受け付けを。
赤ちゃんや親さんの名前の書かれた手形帳をお渡しします。

先に送った案内状を持ってきてもらうと、名前の確認が出来助かります。

初参式に参加されるお子さんの手形帳を作っておくために、あらかじめ往復葉書で案内申込書をお寺から送ります。

赤ちゃんの生まれたご家庭は、まずお寺へ電話又はメールでご一報下さい。
4月中旬から案内状の発送を致します、それに必要事項を記入しご返送下さい。

初参式で取った手形はお寺で大切に保管し、このお子さんが成人式を迎えられた時お返しする予定です。

持って帰りたそうにされる親さんもありますが、その代わりその手形とともに写った写真を差し上げています。

手形を取る時は婦人会の方が手伝って下さいます。

手形が取れたらそれを持って、御本尊の前で手形を前面に出し家族単位での記念写真を撮ります。


ポラロイド写真でとりあえずお家へ帰っての報告用にお渡しします。
スチール写真も撮りますので後日きれいな写真がお手元まで届きます。

参加者全員の手形押しと写真撮影がすむと、いよいよ法要の始まりです。
全員で『讃仏偈』のお勤めをして、住職から法話があります。

この時の法話は焦ります、赤ちゃんの泣き声に負け滑りまくりのときが多いのです。

親子での共同作業、お焼香をします。

可愛い手に記念品の新しいお念珠かけ、合唱礼拝。

きれいなお花の鉢植えや記念品の入ったお土産袋もってお帰りです。

小さなお子様連れのことです、極力1時間以内で終わるようにしています。乳児の赤ちゃん或いは少し大きくなったお子さんでも安心してご参加下さい。

 

手形を預かる形で初参式を行うようになったのは昭和63年、住職を継職した時からで、延べ人数440名のお子さんの手形を預かっています。
第1回目に受式された方はそろそろ成人になっています。
お寺の成人も始めたいと思っています。