平成22年1月
正尊寺御正忌報恩講 

 

1月13日未明から積雪があり心配いたしましたが、田や畑に雪が残る風情ある景色のなか、今年も報恩講もたくさんのお参りの中お勤めされました。

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11日のおみがきには仏教婦人会から40名程の会員さんが集まり、真鍮の仏具をピカピカに磨き上げてもらえました。

 

例年下陣と南落ち間で行われますが、落ち間は庫裏解体のため物置になっていて、下陣を大きく使いおみがきが行われました。

 
 

おみがきと並行して、庫裏ではお華束づくりが始まっています。地元の手慣れた方々でどんどんお華束の餅が蒸し上がっていきます。

 

おみがきの終わった仏婦会員が庫裏に集まり、お華束作りに参戦です。
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お華束の型抜きも終わり昼食ですが、住職から「庫裡建設ブログ」をスクリーンに写し、厨房コンセプトを説明し調理台ご寄進してもらえないかと願いしました。

 

役員さんによる献灯献花の練習も行われ、音楽に合わせ綺麗な隊列でのお供えができることでしょう。

 
 

12日はお華束盛り、地元のの達人がが集まって金串に刺し、組み上げていきます、根気の仕事です。

 

半日かかり盛りつけられました。

 
 

14本のお華束、報恩講の手間のお供えお華束がが無事完成した。 ご奉仕の皆様ありがとうございました。

 

作業が終わりお昼ご飯、和気あいあいでのひとときでした。

 
 

13日報恩講準備。 準備にかかる前に本堂で準備マニュアルをプロジェクターで大写しにして、それぞれ持ち場について説明。今年の担当ブロックは文殊山添のご門徒方です。

 

一時期吹雪のような天気で、幕張も冷たい中大変でした。

 
 

この報恩講が終わると庫裡は解体されます。外した戸は2階へ上げられ片づけられていきました。

 

後藤造園さんに貸してもらったユンボで駐車場の雪かきをしました。これは楽です。

 
 

庫裡の厨房では丸アゲを焚いたり、なますを作ったり、明日からのお斎の下ごしらえが進んでいきました。

 

お供えの準備も庫裡でされます。金紙の芯にお菓子を引っ付けたお供えを作ります。

 
 

お取り持ちの個性が出る、お華束の彩色。大勢でああやこうや言いながら、素晴らしいお供え物になっていきます。

 

お勝手の下ごしらえも一段落した女性陣も、お華束の彩色にチャレンジ、賑やかで有りがたいお供え物の完成です。

 
 

完成したお華束を本堂のお内陣に飾ります、皆さん転けないよう落とさないよう慎重です。

 

下陣ではその様子を見ながら、「右だ」「左だ」と皆さんお華束供えの監督さんでした。

 
 

14日昼座、お導師は大野八木の西光寺さん、堂々と奉賛大師作法第U種亜流、お勤めいただけました。

 

お説教は高座で浅木の蓮教寺さん、やさしく丁寧な語り口で3日間のお取り次ぎをしていただけました。

 
 

雪降りの法要は大変です、風で飛んでくる雪で縁はびしょ濡れ、雑巾をあちこちに置きセルフで拭いて上がってもらいました。

 

13日14日のお取り持ち山口・西ノ門のご門徒の皆様、ありがとうございました。

 
 

15日朝座から本堂は満堂、外気は冷たいですが堂内はおおぜいの体温でか温かです。

 

お斎場も超満員、今回最後の旧庫裏でのお斎皆さん懐かしがっておられました。

 
 

15日逮夜法要(たいや:午後のお勤め)は仏教婦人会の献灯献花も行われます。揃いのガウンを着て記念写真です。

 

おみがきの日に練習した役員さん、音楽に合わせ10対のお光りとお花のお供えがしてもらえました。

 
 

今年も報恩講にお参りさせたいといずみ北幼稚園の申し入れで、40名の可愛い参詣者があり、一段と賑やかにお勤めできました。

 

お勤めは『しんじんのうた:意訳正信偈』全員でお勤め、満堂で余間には総代さん方の指定席になります。

 
 

昨年から始めた第3金曜夜のキッズサンガ親子お経教室、ちょうど今月は15日の夜となり、お初夜としてお勤めしました。

 

お初夜お勤めの後は庫裡で、子ども達やお母さん方とお華束を焼いていただきました。

 
 

16日御満座法要には真正浅木の楽人さんが来てもらえます、狩衣烏帽子姿での楽、御満座法要がビシッと引き締まります。

 

御満座法要は『浄土法事讃作法』という大変珍しく難しいお勤めをします。無言行道や起居礼といっためった行われないお勤め、書院では法中方も練習です。

 
 

今年の御満座は法中のが少なく、ご講師兼、会行事の蓮教寺さんまで出勤して貰い何とか無言行道ができました。

 

御満座の総仕上げに住職が高座の上で読む『御俗姓』は親鸞聖人の生い立ちと、報恩講の意義を読み聞かせます。

 
 

御満座のお説教が終わると、お取り持ちの皆さんで一気に片付けが始まります。今年はこのあと庫裏解体報告法要を厳修予定、例年より手早く作業が進められました。

 

おおぜいの力であっという間にお華束やお飾りが解体され、平常のお荘厳へと戻されました。

 
 

1月20日から解体の始まる庫裡の解体報告法要を、総代さんや建築委員さんも集まり行われました。

 

庫裡の部屋すべてをすべて開け放し54畳の大広間にして、打上と会食をしました。
15日16日のお取り持ち、法林寺・西ノ門のご門徒の皆様、ありがとうございました