お取越の準備  
 


輪灯

年1回のお取越です、お仏壇のお掃除は念入りに行いましょう。
真鍮製品の輪灯や仏具は真鍮磨きでピカピカになるまで磨きましょう。これを古来「おみがき」と言って家族で行う大切な準備でした。

※近頃の仏具は金メッキしてあります、これらは羽根箒で軽くホコリを取るようにします。
茶色の仏具(宣徳:せんとく)は真鍮の上に漆を塗って焼き付けられています、柔らかい布で軽く拭くだけにします。
金箔の貼られた部分は特に注意して、羽根箒で軽くホコリを取るようにします。


宣徳の香炉

 


羽根箒

 
 
打敷

前卓(まえじょく)上卓(うわじょく)に打敷をかけます。
幾種類かの打敷がある場合には、一番上等な打敷を使いましょう。

 


水引(下掛)
 
 
御文章箱

普段片づけてある御文章箱を仏壇前の床の間側に出しておきましょう。

いっしょにお勤めできるよう、経本も出しておきましょう。(法事勤行集があればよい)

 


法事勤行集
 
 
ご院(えん)さんが座る座布団も出します。
座布団によっては赤・青の2種類がある場合がありますが、浄土真宗では座布団の色での区別はありません。
どの色を仏壇の前へ敷こうか悩まなくて良いです、お好みにして下さい。
   
 

玄関には仏旗を立てましょう。

 

  仏旗について・・・